2015/11/09

IsabellさんのラグランプルオーバーSwan、フクロウになって完成!


Isabell Kraemerさんの、ちょっと変わったラグランプルオーバー Swan を編みました。

こちらはちょうど1年前頃にリリースされたパターンで、その時にravelryのqueue(自分の編む予定リスト)に入れたものの、何度も取り消したり再びqueueしたりのパターンでした。
深いラグランのデザインは可愛いのですが、私が着て似合うのかなとか他の編んだ方のもの、Isabellさんご本人のページでもアレンジされていたのを参考にさせていただき、多分そのまま編んでも私には似合わなそうだな、とずっと長いあいだ二の足を踏んでいました。
そこにちょうど余り糸Projectで使いたい糸の太さ&量があったので、思いきってアレンジを加えつつやってみよう!と思い立ちました。
編み始めのパターンサイズはS。そこからTop-downで徐々に増目していく段階で、袖と身頃を分けるまでにXS〜XXSに変更しています。そのため首回りはゆったりで広く、袖分けから裾にかけて絞っていくシルエットです。脇下もパターンよりも狭くしているので、腕を動かしやすくしています。
腕を広げるとこのくらい。これでも十分に腕の上げ下げができます^^

PROJECT MEMO:
使用糸/(MC)Madelinetosh tosh sport, Great Grey Owl. 
(CC)Madelinetosh Pashmina, Tomato(こちらは現在廃盤色です)
針のサイズ/JPN6号 (3.90mm), JPN5号 (3.60mm)
完成した後のサイズ/幅52cm, 裾幅42cm, 着丈64cm, 袖の長さ(脇下から)32cm

オリジナルはシマシマ柄ではないのですが、Isabellさんの作品を見てすごく素敵だなと思ったのと、このくらいカジュアルな雰囲気の方が着やすいかもと感じて、結果はラガーシャツみたいな柄のシマシマに。メインの毛糸のカラーネームがフクロウだから、これはスワンじゃなくてフクロウだよね、でもフクロウにしてはシマシマだよね、などと編みもの仲間にいろいろ言われながらも私好みのプルオーバーができました♪♪ 全体的にBIGサイズでゆったりしています。袖も長めです。

PashminaのTomato(オレンジのほう)は、じつは去年の同じく今頃にこれまた同じデザイナーIsabellさんのWanderlingを編んでたんです。けれど、その当時に起きた中東でのとても残酷な日本人誘拐殺人事件があって、捕虜にされていた方々のオレンジ色の衣服が当時は頭から離れませんでした。数ヶ月おいてもどうしてもこの色のセーターを着る気にはなれなませんでした(水通しも乾燥も終わってたのですが)。。。
それで完成したものを着画も完成画像も撮らずにそのままクローゼットの奥に一度は仕舞い込んだのですが、多分こうしていても一生着る機会はないなと見て、思いきって全て解いてまたこの糸を再利用することにしました。デリケート用洗剤で軽く冷水に通して乾かし、またカセ糸の状態に戻して糸巻きをして…
そして再びこうしてフクロウ色とコンビを組んで、このプルオーバーが出来上がりました^^  やってよかったです!どんよりした気分も吹き飛ぶような、元気で明るい(そしてなにより暖かい♪)お気に入りのセーターになってくれました!!やっぱり明るくて楽しいのがいい、私もみんなも元気が出るのがいい、またそんな気持ちで編み物が進められるように、Tomatoちゃんありがとう^^

できたらできたでこのアレンジ版がすっかり気に入ってしまって、今度はシックな単色カラーで編んでみたくなりました。素材も次回はふんわりなものだとなおイメージ通りかも。今度こそ(?)スワンになるように、またそんなぴったりな糸に出会えたら編んでみたいです。